資産運用にファイナンシャルプランナー資格は必要か?

資産運用

こんにちわ、てそです。

 ファイナンシャルプランナーの資格って役に立つの?

と疑問を持っている方もいると思いますので、今回は資産運用をする上で、ファイナンシャルプランナーの資格が必要かどうかについて解説をしていきたいと思います。

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ファイナンシャルプランナーの資格は役に立つのか?

ファンナンシャルプランナーの資格は一般的に役に立たないと言われることが多く、Googleなどで検索すると、「ファイナンシャルプランナー 役に立たない」というサジェストワードが出てくることもあります。

ちなみに私はファイナンシャルプランナー2級を持っていますが、実際に役に立たないのか、について解説をしていきたいと思います。

ファイナンシャルプランナーとは、資格保有者の総称のことで、正式な国家資格の名称は「FP技能士」と言いますが、ここではファイナンシャルプランナーと呼びながら進めたいと思います。

まずファイナンシャルプランナーの資格は役に立つのか?についてですが、

結論から言うと、ファイナンシャルプランナーの資格が、就職や転職にあたって武器とはならないと思います。

ほとんどの会社ではファイナンシャルプランナーは必要とされていないですし、金融・保険業界では持っていて当たり前くらいの認定なので資格を持っているからと言って採用されることは少ないでしょう。

またこの資格を取ると、株式トレードが上手くなるということもありません。

ファイナンシャルプランナーが役に立たないと言われる理由

その理由は、まずはその内容がビジネススキルというより、知っておくと便利な「知識」だという点です。

大まかに6つのパートに分かれていて、かなり幅広いですが、広く浅く基本的な知識を学ぶためのものとなっているもので、これを知っているからと言ってプロとして食べていけるものではありません。

またちょっと勉強すれば誰でも取れる資格であり、希少性がないことも、役に立たないと言われる理由です。

過去問を繰り返し解くことで、比較的簡単に合格できる資格で、直近の合格率は80%を超えています。

なので、持っていても特別重宝されることもなく、「おっ資産運用に興味あるのかな?」の反応しかありません。

資格取得に意味がある理由

しかし、ファイナンシャルプランナーの取得は無駄ではない理由もあります。

それは金融にかかわる仕事では直接的に役に立たなくても、自身の基礎知識となり、人生で活用できるという点です。

・将来の金融計画を立てるための基本的な知識

・ライフイベントに対する準備

・投資手法

・税金の知識

などを学ぶことで、自身や家族の経済的な未来を守り、より賢明な金融判断を行うためには、非常に有益な資格だと私は思います。

知らないで社会人になった20代の人には特におすすめですし、生きていく上で便利な知識という点では、学校でも教えてほしいくらいです。

ファイナンシャルプランナー3級の内容

ファイナンシャルプランナー3級は、6つのパートに分かれています。

1.ライフプランニングと資金計画

 家計の健康度をチェックするバランスシートや、家を買う、子供の進学などを可視化するライフイベント表などを作れるようになります。

2.リスクマネジメント

生命保険、損害保険などのリスク管理に関する科目です。主に保険の制度、商品の特徴について学ぶことができます。

3.金融資産運用

金融市場と金融商の基礎知識を学ぶことができます。既に資産運用している方にとっては、そう難しくないテーマです。株式投資の評価指標、投資信託や債券の仕組み、金利の計算方法などを学ぶことができます。

4.タックスプランニング

税金、主に所得税を中心に学ぶことができます。所得税には給与所得だけでなく配当所得や、雑所得など様々な種類があり、税金への理解を深めることができます。

5.不動産

不動産の評価方法や、取引の基本的な知識、建築基準法などの関連法規、不動産に関する税金などが主なテーマです。

6.相続、事業継承

生前贈与や相続時の積算課税、贈与税の非課税措置など知っておくべき情報を学ぶことができます。また相続はほとんどの人が一生に1回くらいしか経験しないことなので、いざというときに慌てないよう基本的な知識を身につけることは重要です。

受けるのは3級?2級?

では勉強を始めるにあたって、3級?2級?どちらを受けるべきかについてですが、それぞれ目的によって、選べば良いと思いますが、いずれにせよ3級に合格しないと2級が受けられないので、まずは3級を受ける必要があります。

では2級もとったほうが良いのか?についてですが、基本的な知識を得たいという目的であれば3級でも十分だと思います。

ちなみに私は3級を取った段階でやめることも考えましたが、思ったより簡単に取れたので、その流れで2級まで取りました。2級は、若干ですが内容が専門的になるのと、3級と類似した質問でも選択肢が難しくなるという感じです。

ただ、基本的な範囲は変わらないので、2級の勉強をすることで、自分の生活で役に立つ範囲が広がったという満足感は私はあまりなかったので、3級でやめてもよかったかなと思っています。

ただなぜか3級合格すると、なぜか2級も取りたくなる人が多いようです。

取得して損するわけではないので、お金への意識を高く保つために2級を受けても良いと思います。

スクールに行くべき?

次に勉強はスクールに行くべきか?自分1人で勉強するかについてですが、結論から言うとスクールに行く必要はありません。

勉強範囲は広いですが、広く浅く知識をつけるものなので、複雑なものが少なく、比較的あたまに入りやすいです。

私は問題集と参考書を1冊ずつ購入して、自力で1日に1時間から2時間の勉強で1ヶ月程度で合格することができました。

ちなみに私の勉強方法は、知識がない状態で過去の問題集から始めます。

解答と照らし合わせながら読むというやり方で、これによって実際の問題の傾向に慣れながら、内容を丸暗記していき、解答の解説で理解できないところだけを、参考書を見て知識を肉付けするというやり方です。

特にファイナンシャルプランナーの試験はパターン化されているので、参考書をイチから読んでいくよりも、問題に慣れながら覚えていくほうが、ポイントを理解しやすく断然に効率的だと思います。

人ぞれぞれやり方があると思いますが、よかったら試してみてください。

まとめ

最後にまとめると、

ファイナンシャルプランナーは、それを勉強することで、資産運用が上手くなったり、プロとして仕事にできるようなことはありませんが、ライフプランニングから相続まで、お金に関する知識を広く浅く身につけることができます。

資産運用などを学ぶ上で、まずはお金に関する基本的な知識を押さえていくという点では、非常に便利な資格だと思いますので、ぜひ試験を受けることをお勧めします。

おすすめ参考書は瀧澤ななみさんの書かれたものがイラストも多く非常に分かりやすいです。

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